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好き嫌いをなくそう

 信州の南端、飯田市と下伊那郡の飲食店情報サイト『はらペコチャンネル』で食に関するコラムを担当することになりました『えふしま』と申します。

 さて、この仕事をするにあたり、ひとつ重大な問題があることに気が付いた。
 あまりに自分は好き嫌いが多すぎる。思いつくだけでも、キュウリ(スイカやメロンも含め、ウリ科はほとんど全滅)、レバー、塩辛、セロリ、酢の物、カキ(木に生るヤツも岩場に生息するヤツも)、あとズルズルネバネバした食べ物たち全般。

 これって致命傷じゃん・・・。

 食べ物がお題のコラムでこの体たらくでは、いきなり連載打ち切りになるぞ。まずい、嫌いな物を何とか克服するしかない。あっそうか、その様子をコラムのネタにすればいいんだ。一石二鳥じゃないか!

 よし、善(?)は急げ、いちばん嫌いなキュウリから何とかしよう。これは物心ついた時から全く食べられない。何が嫌ってあのウリ科独特の青臭い香りが嫌。給食のおかずで出てきた時なんか、細かく切り刻んで、半泣きで丸飲みするか、内緒で友達に食べてもらうか、最悪ティッシュに包んでお持ち帰りだった。社会人になった後も、気分が悪くなって仕事を替わってもらったことがある。
 そんな過去の忌まわしい記憶を振り払うべく、お昼にコンビニでサンドイッチを買ってきて、「やってやる!やってやるぞぉ!」とアムロ・レイよろしく思い切りカブリついてみた。
 「ポリッ」という音、そして口いっぱいに広がっていくあの香り。なんか耳の奥の辺りがチクチクと痒くなってきた。「ま、まだいける。」と何とか耐えていると、今度は胃の辺りがモゾモゾしてきた。「いかん限界だ。もう無理、絶対ムリ。」エマージェンシー用の水をガブ飲みし、何とかサンドイッチを流し込んで一息ついた。

 やっぱ、いきなりキュウリは無理だったな。「ロナウジーニョから1対1でボールを奪ってこい」っていうのと同じレベルで無理だった。次はもう少し勝負になりそうな物にしよう。

 後日、太巻きのキュウリだけを器用に取り出し、ポリポリと美味しそうに食べるわが子(ウルトラマンマックスに憧れる2歳♂)の姿を目撃。「立派になったなK悟、ついに父を超えたか・・・。」って本気でヘコミました。

 すみません、キュウリ生産者の方、悪気はないんです。私もキュウリを食べたいんです。キュウリ嫌いを克服した方、キュウリ嫌いでも食べられる料理をご存知の方、ぜひ情報をお待ちしております。

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