日本海の幸を食らう
妻の実家に晩ご飯をご馳走になりに行く。お義父さん、お義母さんが福井に旅行に出かけ、海の幸をたっぷり買ってきたとのことだった。
いきなりザルに山盛りになった茹でたカニが置かれる。・・・むう、正真正銘の越前ガニだ。しかし、これだけの量だと、けっこうな金額だったんじゃないのかと、いらん心配をしてしまう。そんな様子を見透かしたように、お義父さんが説明してくれた。
このカニたちは足が欠けたりしていて、『商品』としては言わばキズモノであり、市場には出回らない。もっぱら地元の皆さんの食用になるものだそうだ。だから値段もかなり安い。
うーん、足1本でそんなに値段が違ってくるのか。味はまったく一緒なのに、何だかもったいない話だな。まあ、おかげでたくさんのカニを食べられるんだから良しとするか。
殻をパキッと割り、身をチュルッと食べる。こりゃうまい、身に甘みを感じるぞ。K悟にも味合わせてあげよう。しかし、パクッと一口食べた息子は『もういい・・・。』とクールに言い放つ。おいK悟、カニだぞ、カニ。しかも越前ガニ。こんな長野県の山の中に住んでいると、次はいつになるかわからんぞ。しかし、息子の態度は頑なだった・・・。
まあ、いいか。それだけ自分の腹に入る分が増えるってことだ。放っといて食べることに集中しよう。しばし無心でカニを食らう。
だいぶカニの身をほじくる作業がちょっと面倒くさくなってきたころ、お義母さんが魚のから揚げを運んできてくれた。なんか馴染みのない姿だな。えっ、これメバルですか。
http://www.daiwaseiko.co.jp/fishing/fish/sea/mebaru_idx.html
こんなごっつい魚とは知らなかった。
早速ポン酢をかけて頂く。白身であっさりしていて、なんか上品な感じだ。高温の油で揚げてあるので、頭やヒレまで食べられる。こいつはイケる。
カニはあれほど拒否した息子も、メバルのから揚げはお気に召したらしい。私、妻M、そしてお義父さんからも分けてもらい、バクバク食べている。なんなんだ、その差は・・・。
その他サザエなんかも食べて、お腹がいっぱいになる。そんな幸せな気分で私が思ったのは
飯田市にも海できないかな・・・。
ってことだった。
