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大阪で旧友と酒を飲む

 社員旅行で大阪に来ている。お昼前に到着後、ユニバーサルスタジオジャパンで気分が悪くなるまで遊び(バックトゥザフューチャーだけは、何があっても2度と乗らないと心に誓った)、夕食は、特徴的な看板でおなじみ、道頓堀の『づぼらや』(店の中に入ったのは、今回初めて)で会社の宴会が開かれ、ふぐを頂いた。まさに直球ど真ん中の大阪観光である。
 
 宴会は予定どおり終了。しかし、自分にとってはここからが本当の楽しみなのである。奈良の大学に通っていた私には、関西に友人が多い。今日も、仲の良かったN尾(これぞ大阪人って感じのナイスガイ。一児のパパ)と久しぶりに飲もうと約束をしていたのだった。

 待つこと10分、N尾が到着。さっそく千日前の『海鮮居酒屋 天秤棒』に入って乾杯する。酒の肴はN尾おススメの『ガッチョ(大阪南部の呼び名。別名ネズミゴチ)のから揚げ』。かなりトゲトゲした感じの魚だが、頭からバキバキ食べられるとのこと。ポン酢をつけてかじってみると、外見からは想像できない、とても上品な味だった。

 『めっちゃ旨い。これは飯田にはないわ。』

 話し言葉がかなりあやしい関西弁に切り替わり、他の友人の話題で盛り上がる。
 自分の知らない間に、友人が2人も結婚していたことを初めて知る。・・・N尾もっと早く教えてくれよ。っていうか本人が俺に連絡してこい。彼らは本当に友人なのかと、強い疑念が頭に浮ぶ。そのうち確認してみよう・・・。   

 話は現在の母校の様子に切り替わる。大学では、文化財学科で考古学という非常にマニアックな学問を専攻していた。私はその後一般企業に就職したが、N尾は考古学の世界で頑張っており、今でも研究発表などで時々母校を訪れ、学生たちと話す機会がある。
 N尾の話を聞くと、自分たちが在籍していた頃とはだいぶ様子が違っている。『あかん、ヌルい。ヌル過ぎる。社会に出て、働こうとする準備が全くできとらんわ。』モスコミュールと焼酎を飲みながら2人で嘆く。・・・今考えると、非常にオヤジくさい姿で、赤面ものである。

 そんな他愛もない話で大いに盛り上がった後、大阪名物のたこ焼き(次の日に行く予定のよしもとの隣だったとは気が付かなかった)を路地で頬張って、別れたのだった。
  

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