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あわてんぼらいおん

仕事を終えて帰宅したところ、K悟に絵本を読んでくれとせがまれる。えーと、徳間書店刊 八木田宜子 ぶん『あわてんぼらいおん』か。夕食までまだ時間がかかりそうなので、読んであげることにする。

しかし、これがえらくシュールな作品だった。以下内容を再現する。

おとうさんとおかあさんと3人で、でんしゃのってうみにいったよ。はまべにつくと・・・(ここで期待を持たせておいて、次のページへ続く)・・・らいおんがまってた。

おい、らいおんがまってた・・・って、何だこりゃ。いくら何でも唐突すぎないか?しかし子供の絵本にケチをつけるのも大人気ない。ここは気を取り直し、さらに読み進めることにする。

らいおんはおかあさんに、『このまえはどうも。』ってあいさつをした。

おかあさんとらいおん、一体どんな関係なんだ。すごく気になる。過去に何があったんだ。これは、エンディングに向かっての重要な複線なのか。俄然面白くなってきた。

しかし、ストーリーは思わぬ方向に展開していく。

主人公の男の子とらいおんが仲良く海水浴をしていると、助けを求める声が!どうやら誰かおぼれたらしい。颯爽と救助に向かう、らいおん。無事に溺れた人を救い出し、浜辺にたどり着く。そこに誰かが119番通報したのか、救急車がサイレンを鳴らしてやってきた・・・。それを聞くなり、『ちゅうしゃがこわい』と逃げていくらいおん。ちゅうしゃなんてしないのにあわてんぼだなあ。またきてね、らいおん。・・・以上おわり。

えっ、終わりですか。何だか感想に困る作品だなあ。結局らいおんとおかあさんの関係は明かされぬまま。どうにも消化不良な感じを覚え、よく本の表紙を見直す。すると衝撃の事実が。

らいおんえほん②!

うわあ、シリーズ物だったのか!①『よわむし らいおん』を読んで、謎を解き明かさねばなるまい。

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