大物を釣る
ゴールデンウィークも中盤である。今日はお義父さんに誘ってもらい、大鹿村の『つり天国』という釣堀に出かける。子供の頃、1回だけ行ったことがあるが、あまり釣れなかった記憶がある。果たして今回はどうなのか、少々不安になる。しかし、長男K悟は釣れると信じて疑わない。
山道を走ること1時間、つり天国に到着。自分たちの他にお客さんは1組だけだった。時間が早いせいか、意外と空いている。
早速釣竿を借り、練り餌を針(かえしは付いていない)に付けて、K悟といっしょに竿を持ち、底まで透き通ったきれいな池に糸を垂らす。池にはヤマメ、ニジマスがうようよ泳いでいる。何故か、いきなり竿を何度も水面に叩きつけるK悟。何だそれ、それじゃ釣れるもんも釣れんだろ。
見かねたお義父さんが代わってくれる。いきなりニジマスがエサを食い、瞬間、ピッと竿を引く義父。とんでもない早業だ。竿を手渡されたK悟が奇声を上げながら、竿を引っ張って魚を釣り上げた。
かえしが付いていないので、針が外れて陸上をのたうちまわるニジマス。よし、俺の出番だ。ニジマスを捕まえ、バケツに入れよう。魚に手が届こうとした時、手のひらに激痛が走る。いてぇ、何だ、どうしたんだ。見ると手に釣り針が刺さっている。興奮覚めやらぬK悟が釣竿をぶんぶん振り回していたため、とばっちりを食ってしまった。おいK悟、父を釣ってどうする。
その後もお義父さんの神業は続き、あっと言う間に10匹近い釣果を上げる。自分は魚をバケツに入れただけだった。まったく役に立っていない。
それを池に併設された食事スペースの囲炉裏で塩焼きにし、焼けるのを待つ間、刺身で頂く。すぐ横に生えていた山椒の木から葉っぱをむしり、上に乗せてみたら大変美味だった。
こんなゴールデンウィークもいいな。