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スキップ野郎

 本日は自分の住んでいる飯田市の松尾地区の運動会である。都会の人には説明しないと、さっぱり分からないと思うが、年1回地区の老若男女が一同に会し、地区のさらに細かい単位(分館という)対抗の運動会を繰り広げる一大イベントなのである。それで、今年初めて自分にもお呼びがかかった(ほら、お祭り出たからさ)次第なんである。

 朝8時半に集合して開会式を行い、さっそく1日がかりの運動会が始まる。

 最初の種目は、その名も『とびっくら』。このあたり(でいいのか?)の方言で、走ることを『とぶ』と言い、その名詞形であると思われる。って、つまり『かけっこ(推定距離60M)』のことである。
 昨日の長男K悟の走りっぷりに影響され、自分も走ってみることにする。現在は運動不足の33歳とはいえ、俺もかつて(小学5年生の頃)は、リレーで県大会までいった男。まだイケるはず。

 待つことしばらく、自分の走る順番になる。年齢をだいたい揃えて走る組のバランスを取るみたいだが、自分の左隣の人は、どう見ても20代半ばである。まあ、いいか。

 ピストルの音と同時に絶妙のスタートが決まる。しかし、それだけだった。自分の意識は20M先に行っているのに、体(特に足)がまったくついていかない、っていうか動かない。最後は、足が攣りそうになり、スキップみたいな変なカッコで何とかゴール。左の若いお兄さんにはまったく歯が立たなかった。
 まあ、同年代には負けずに2位でゴールできたことが救いといえば救いだが、セルフイメージとまったく異なる残酷な現実を突きつけられ、本当に凹む。

 絶対、このままでは終わらん。来年華麗に復活してやる。

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