胃カメラ上手
生まれて初めて人間ドックを体験する。つまり、そろそろ四捨五入すると40歳なお年頃ってわけだ。妻Mがカレンダーに人間ドッグ(←それじゃ犬だ)と字を間違えて記入していたことに、得体の知れない不安を感じつつ、朝から病院に出かける。
受付でいきなり取引先の専務さんと課長さんに遭遇。おふたりも受診するとのこと。ここで出会うというのは、ちょっと気恥ずかしいものがある。
で、採血やらレントゲンやらは無難に終了。しかし問題はここから、そう『胃カメラ』である。
昔、もう15年以上前、高校生の時に1回だけ胃カメラをやったことがある。あの時は、数学ができないこと(←ちなみにテストで100点中3点という奇跡のスコアを叩き出す)が苦になって、ストレスが胃にきたんだよな。もう2度とこんな苦しいことはしたくないと思ったのだが・・・。
喉に麻酔をしてもらい、待つことしばらく。ついに順番が来て、黒いゴムホースのような胃カメラを飲み込む。
『えふしまさん、すごく上手ですよ』
先生(とても優しい感じの女性)はそう褒めてくれたが、こっちには答える余裕など全く無い。モガモガと気持ち悪さとの闘いに必死である。
何とか20枚ほどの写真を撮り終わった。カメラを引き出してもらい、先生の説明を聞く。
『逆流性の食道炎ですね。あと、十二指腸潰瘍のあとがあります。』
えっ、何ですかそれ。予想だにしなかった診断結果にビビリまくりである。
先生の説明によると、逆流性の食道炎とは、通常口が閉じた状態になっている食道と胃の間が開いており、食べてすぐに横になったりすると、胃液が食道方面に逆流してきて、胸焼けの症状を起こすものらしい。自分の場合は、たいした自覚症状もないので今のところ問題ないとのこと。
十二指腸潰瘍はもう治っていて全然心配ない。
しかし、知らない間にそんなものを患っている(いた)とは。今日の人間ドックの結果としては、 『食べてすぐに横になってはいけない』 ということだな。1ヵ月後に出る正式な診断を待つことにしよう。